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         低血圧・起立性調節障害(OD)

 低血圧と起立性調節障害(Orthostatic Disregulation; OD)は症状が多彩で掴みどころがなく、また医師の側も認識に乏しく「低血圧など病気ではない」と相手にしない風潮がまだまだあります。やっと去年、ODについては小児心身医学会から診断基準が発表されはしましたが、現実には十分な治療もされずに放っておかれる ケースが多々あります。

 当院では、低血圧・起立性調節障害の治療に積極的に取り組んでいます。以下、これらはどのような病気かについて述べます。

低血圧と起立性調節障害は別のもの?同じもの?
 両者は厳密には別のものです。しかし、多くの場合一緒に見られ、相互に作用し合ってさまざまな症状を呈してくると考えられます。血圧という物差しで見れば低血圧、自律神経機能という物差しで見れば起立性調節障害という患者様は多いものです。起立性低血圧という言葉がありますが、これなどまさにその二つの物差しを踏まえた病名と言えます。症状もほぼ同じです。ただ、低血圧は若年から老年まで見られますが、起立性調節障害は今のところ小児の疾患と捉えられていますので、やはり厳密には分けて考えるべきです。

低血圧の診断基準は?
 高血圧のようにWHO(世界保健機関)からきちんとした基準が出されているわけではありませんが、収縮期血圧で110〜100mmHg以下が一応の基準です。なぜこのように曖昧かというと、高血圧の場合なら140mmHg以上であればおしなべて心臓疾患、脳卒中のリスクが高まるので明確な線引きができるのですが、低血圧の場合、110〜100mmHg以下であってもまったく何の症状もなく健康に過ごすことのできている人もいて、一概にそれが病気であるとは言えないからです。低血圧であり、なおかつそのことにより症状が出るということが問題になるのです。

起立性調節障害の診断基準は?

大症状
A.立ちくらみ、あるいはめまい。
B.立っていると気持ち悪くなる。または倒れる。
C.入浴時、または嫌なことを見聞すると気持ち悪くなる。
D.少し動くと動悸や息切れがする。
E.朝起きが悪く午前中の調子が悪い。

小症状
a.顔色が青白い。
b.食欲不振。
c.腰痛をときどき訴える。
d.倦怠、易疲労。
e.頭痛。
f.乗り物に酔いやすい。
g.起立試験で脈圧狭少16mmHg以上。
h.起立試験で収縮期血圧低下21mmHg以上。
i.起立試験で脈拍数増加1分21以上。
j.起立試験で立位心電図T1 T2 の0.5 mV以上の減高、その他の、変化。

以上の症状のうち大症状1と小症状3以上、または大症状2と小症状1以上、または大症状3以上。

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